浜松市最大の浄水施設である大原浄水場は、天竜川の水を原水としています。上流にある秋葉ダムから取水し、21kmの長さのある三方原用水を経て大原浄水場に運ばれてきます。大原浄水場では地形の高低差を利用した自然流下方式を採用しています。ポンプを使わないため、その動力費を必要としないのが特色です。つくられた水は、浜松市中部配水区域(東名高速道路以南、浜松環状線以東、馬込川以西の区域)に給水しています。
浜松市水道事業では、次世代に健全な水道事業を引き継いでいけるよう「健全な水道経営の持続」と「安定したサービスと安全な水道水の提供」、「強靭で安心できる水道システムの構築」を基本目標とし、10年間単位でその目標を達成するための基本施策と具体的な実現方策を掲げた「浜松市水道事業ビジョン」を策定しています。 方針や方策を10年間単位で見直し、柔軟な財政マネジメントによる経営健全化や業務、施設の効率化を推進します。ビジョンは広く関係者と共有し連携を図り、新たな実現方策への挑戦により市民の皆様とともに浜松の水道を未来につないでいくことを目指します。
大原浄水場では、webサイト上だけでなく実際に大原浄水場に来て施設を見学してもらう「リアル見学」として、小学4年生の社会科授業を対象とした浄水場の施設見学の受け入れをしています。詳しくはこちらをご覧ください。